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様々な要因のある鬱病 ~ マインドコントロール術 ~

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悩み

日々の生活の慢性的なストレスから抑鬱状態が続くことがあります。休息を取ったり楽しいことがあるとリフレッシュしてまたやる気が漲る場合が多いですが、二週間以上抑鬱状態が続くと鬱病と診断されることがあります。症状の原因の一つに、感情を司る脳内でコントロールしている伝達物質の乱れが考えられます。セロトニンやノルアドレナリンは意欲や気分を調整してくれますが、機能しなくなると抑鬱状態を引き起こします。鬱病になりやすい性格も確認されています。真面目で仕事熱心な完璧主義の人は全力で頑張らなくてはと自分を追い込んでしまうことがあります。また、感情表現が苦手で、断れない性格や対立を避けて我慢してしまう人にも傾向があります。神経質で道徳観が強く、他人の評価を気にしすぎる人もそのような傾向にあります。これらの性格の人全てが鬱病になるわけではありません。性格は似ていてもストレス耐性は人によりさまざまで、突然コントロールが効かなくなることがあります。性格は自分の持ち味ですが、自分自身でほどほどに息抜きをすることも大切です。

鬱病には、抑鬱状態のみ発症する単極性気分障害と、躁と鬱を繰り返す双極性気分障害があります。最近では日頃からまったく症状がないのに特定の事例にだけ過度に反応してしまうパニック障害や社会不安障害など、非定型鬱病が存在しています。鬱病は躁鬱病よりも多く中高年を中心に、特に女性に多い症状といえます。躁鬱病の場合、20代から男女差なく発症し、治療方法がそれぞれ異なります。鬱病には抗鬱剤の投与、休息と同時に考え方を見直す精神療法が必要になります。抗鬱剤により体内の異常を修正し、否定的思考からより柔軟な考え方へ変える認知行動療法が知られています。さまざまな抗鬱剤が開発され、吐き気や消化器系の副作用が抑えられた薬品が登場してきています。これに対し、躁鬱病は躁と鬱の波を抑えるために気分安定薬や抗精神病薬を使用します。これらの医薬品は医師による処方で初めて服用することが可能となるので、症状に悩まされた方は是非一度心療内科や精神科などにかかるようにしましょう。カウンセリングを行って症状の度合いを判断し、服薬が必要かどうかも細かく判断してくれます。薬が必要ない場合には対面によるセラピーも行ってくれるので、快方に向かう可能性はかなり高いです。